こんにちは
自分に向き合っていましたら、日が開いてしまいました(笑)
ほどほどが無いので、帰ってくるのに時間がかかりすぎましたよ
ただいま戻りました(笑)
本日は素敵な話を聞けましたのでお裾分けです!
私は仏教学部のある大学を卒業し、お寺で働いていますので周囲の8割がお坊さんであったりお寺関係の方です
よく仕事では一緒になるのですが、お坊さんは忙しいので、込み入った話をすることはあまりないのですが、先日、久しぶりに大学の同級生と話す機会を得まして、40歳という、お坊さんとしては中堅にもならない(笑)彼の目覚めの話を聞いておりました
お寺に生まれたからお坊さんになる人が昨今の常ですが、生まれたからこその使命をどう受け入れたのか、思い出したのか興味がありました
日蓮宗は鬼子母神様をお祀りしているお寺が殆どです。悪鬼でありました鬼子母神様も仏教に帰依した神の1人です。「恐れ入り屋の鬼子母神」のあの鬼子母神様です
この鬼子母神様のお力をお借りしまして加持祈祷をし、平たく言いますと檀家さんやご信者さんをお守りして頂くのです
お祀りしているお寺の御子息はその仲介役を使命として生まれてきています
使命を果たすため、殆どのお坊さんは20歳を迎えた頃から「荒行堂」に入行し100日間白がゆを食べ水をかぶり、睡眠時間も2時間足らずで修行し、霊体となり、鬼子母神様の霊力を自身の肉体を通し木剣に込め、無妙を斬り、悪縁を断ち切るのです
人にもよりますが、この行を3回、5回、それ以上とこなしてゆく方々がお見えです
同級生の彼も20代半ばにこの行をしていたのですが、体調が芳しくなく途中で退堂した経験があります。その後、しっかり100日間満行され、今では頼りとなるお坊さんとしてご活躍なされております
「いつこれだな、って腑に落ちたっていうか、釈尊と俺、って言う世界観っていうか、お題目の宇宙を思い出したの?」
と言う私のストレートすぎる質問に彼は笑顔で答えてくれました
「やっぱり、あの経験がよかったんだよね」
「荒行堂から出て、手術して、元気になってきた頃にもうどうしていいかわからないな、ってなってさ、途中で出てきたわけだから、で、ここにいてもダメだなってなって、とりあえず日本から出ようって」
「いろんな人のツテを頼ってさ、ネパールからインドまで、お寺にお世話になりながら最初の年は3週間くらいかな、で、次の年は3ヶ月くらい旅をしていたんだよね」
「ほんとに沢山の人に会ったんだよね、すごいお坊さん達に会うとさ、すげーってなるでしょ、敵わないなって、だからかな、僕は僕でってなったんだよね」
「僕の中の釈尊に出会ったんだね」
「ま、そうだね」
「一人でさ、気づけることってあんまりないんじゃない?あの時出会ったお上人様達、ご信者さん達のお陰だよ」
謙虚で誠実な彼らしい回答に暖かい気持ちになりました。使命を思い出す体験のスケールはやはり僧侶ですから、大きいのでしょう
私たちは生まれる場所を選んで生まれてくると経典にも説かれております
ですが、思い出せるかどうかは今の全てを受け入れる自分を保つことのみが有効なようです
実に難儀ですが、ワクワクしてしまいますね
まだまだ面白い話がいっぱいありましたので、また書かせて頂きます。良い時間となりました。また会おうね!!
Try to Remember!!
本日もご縁に感謝です🙏
お読み頂きありがとうございます
0コメント