「喉元過ぎれば熱さ忘れる」
苦しいことも、時間が経てば忘れるということわざですが、実際喉元過ぎても熱さは忘れません
時は経ちますが、一度体験した感覚は脳にスタッキングされ、想像すれば思い出すことは可能でしょう
例えば、初めて飲んだお茶が熱すぎたら口の中にその感覚の記憶はあり続けるでしょうし
もっとよくわかるのは梅干しでしょうか、一度食べた事がある人は目の前になくても想像しただけで唾液が出るでしょう
脳の神経回路の癖です
熱さ、酸っぱさ、を初めて感じた時点で感じる体験は終了し、神経を通り記憶されるのですが、想像だけで追体験可能となります
そして、体験は過去のものとなっているのですが、「熱いから次は気をつけよう」とか「あの酸っぱさは苦手だな、美味しいな」という思考は体験前よりもさらにバージョンアップされていることに気づくでしょうか
喉もと過ぎても熱さという感覚は忘れませんが、その熱さを体験した思考や感情は必ずリニューアルされ、バージョンアップしているんです
体験に勝るものはないですね
この神経回路の仕組みを知れば逆に囚われた感情や思考を取り除く事も可能でしょう
今、どうしても苦しい、越えられない悩みがあるなどと感じているようでしたら、体験した時点で実はもう過去のものになっています
しかし、今、その感覚に囚われているのだとすれば、それは、過去に体験した事の感情や思考を何度も何度も追体験をしていることになりますよ
苦しすぎますよね
バージョンアップどころか、せっかくリニューアルされた体験のギフトを受け取り損ねています
そのギフト、受け取りたいですよね
ならばやることは一つでしょう
新たな体験をすれば良いのです
囚われた感情のまま、新たな体験を始めてみてください。この世界は層を保持した螺旋となっているので、その核の自分の想念も層を保持した螺旋となっています
ですので、囚われた感情の自分と新たな体験をする自分、どちらも同じ時に稼働する事は容易です
特段に真新しいことを始める必要もないんです。普段の生活の中で変化を起こし、気づくだけです
苦しさを感じているなら、心地良いものを楽しいことを体験したらいいでしょう
そうも言ってられない、道を求めたいんだ、というなら、突き詰めて核を捉えようと追体験の感覚を保持したまま、進んでゆけばいいのです
そうしているうちに囚われていたと感じていた感情や出来事からの距離が開き、俯瞰視点を得られるでしょう。時間も面白いほどにプラスの作用をしてくれるはずです
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」どころか、素晴らしい体験を自分はしていたんだと気づくでしょうね
勇気を出して、脳に素直に、自分の勘に素直に、体験をし続けてみてくださいね
Nothing beats experience!!
本日もご縁に感謝です🙏
お読み頂きありがとうございます
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