「諏訪大社で面白いこと来年やるんですよ。神仏習合のイベントなんだけど、これをあなたに伝えに今日は来たんだ」
昨日、お寺の取引先の仏具屋の社長さんが、注文しておりましたお線香を直接持ってきてくれました折、帰りがけに仰られました
「勘が良いあなただから、きっと神仏が一緒に同じ空間に居合わせるなんて、想像しただけですごいことが起こるってわかるでしょ?」
三十番神二番の番神は諏訪大社であります
「三十番神」とは一ヶ月三十日、一日一日をお守りしている神様がいらっしゃり、総称してお祀りされているのですが、贅沢ですよね、三十体の神々が一つのお厨子に納められております
私の働いておりますお寺はもともと「三十番神堂」でありました。神社がお寺になったのです。神々もお堂に祀られております、神仏習合のお寺であります。先代の住職は法華題目一本の方でしたので、神々を包括している世界観を御曼荼羅の中で行じておりました
私はというと、法華経を読み上げれば読み上げるほど御神仏に近くなり、会いに行かなきゃと衝動に駆られてしまいます。凡夫だからなのでしょう(笑)体験をすることで得られることが多いので、現時点では素直に従うまでです
諏訪大社の存在を知りましたのは、ネパールでお会い致しましたスリランカ在住の日本人のお上人様とのやりとりから派生したご縁でした
ネパールのルンビニにありますお釈迦様の母親のマーヤー夫人のお墓にお参りに行った帰り道、お上人様と同じタクシーに乗っていた時のことです
「おや、龍神様がお見えですね」
「あら、いらっしゃいましたね」
と、2人で外の空ともない、地でもない場所を見つめていました
「あなたもわかるんですね?」
「感じるだけです」
仏道を行じる行者さん達は、第六感を使うことを良しとしないので、珍しい方もお見えになるんだな、と思っておりましたが、よく考えたら、見えてしまうのは仕方ないですよね
「わかることで嫌がられることが多かったので、嬉しいなぁ。では、あなたに日本に帰ったら行ってきて欲しい神社があるんですが静岡にある池宮神社、龍神様に会ってきてください」
このお上人様はネパール滞在中に父が亡くなったことを知りネパールで葬儀を執り行ってくれたお上人様であります。何故か、という質問は愚問でしょう。日本に戻ってから、父の一周忌を終え、池宮神社へ伺う機会を得、ようやく挨拶に行くことができました
「白い龍神様が池にいらっしゃるのです
私の出身は熊本です、阿闍梨が変化して龍となり、衆生救済をしたと言われている場所なのですが、その阿闍梨も熊本の人だったのですよ」とお話しくださった事を思い出しながら車を運転しておりました
ということは、阿闍梨のお墓がある神社でありまして、神仏習合の場所です
池の前には阿闍梨のお墓とその横には龍神となった阿闍梨が神として祀られており、池宮神社の本殿には瀬織津姫がお祀りされておりました
すべてにお参りを済ませ、池の中を悠々と泳ぐ鯉を見つめておりましたら、鯉が生き良いよく跳ねました。私は目視で異次元の神々を見ることはできないのですが、歓迎されているようで有難い一間でありました
この3日後、諏訪大社へ繋がる話を聞く事になるのです
いつも通り言われた時間に会社へ出勤した際に、女性の先輩に「佳名子さん、瀬織津姫についてどう思われます?」と突然質問を受けたのです。この先輩は寺社仏閣をお参りするのが趣味だそうで、私が寺族でありますので、度々このような質問をピッタリのタイミングでしてくれるのです
「こないだ、瀬織津姫が祀られている池宮神社に参拝してきましたよ、天照大神の荒御魂と言われている方ですよね?陰陽師に封印されたとかなんとか言われてるみたいですけど、今はお祀りされてますし、それぞれの土地をお守りなされてるんではないですか?」と話しましたら
「池宮神社ですか、静岡のですよね?佳名子さん、ご存知ですか?あの神社と長野の諏訪大社、水底で繋がってるという伝説があるんですよ」
静岡と長野が水底で?!この話を聞いて、ワクワクしたことを覚えております。この時に諏訪大社にロックオンだったのでしょう
呼ばれた場所へはどこへでも馳せ参じまいる次第でございます
人とのご縁も神界とのご縁も仏界とのご縁も度重なる偶然がリアルな連なりを見せてくれるのです
気づきは各々の受け取り方次第で如何様にもなるでしょう
来年の諏訪大社が楽しみであります
そして本日6月6日はアメノウズメの日です。瀬織津姫とアマノウズメは同一神とも言われておりますよね
今日のこの日にこのお話が書けて感謝しております
池宮神社に祈りを捧げます🙏
Coincidence is inevitable!!
本日もご縁に感謝です🙏
お読み頂きありがとうございます
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